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私の子育て2(絵本編)

生まれる前から子どもには「電池を入れて、スイッチを入れると光ったり音がするおもちゃは与えない」と決めていました。

賃貸&集合住宅に住んでいたので近所にうるさくないように、というのが理由の一つですが、子どものうちは五感をフルに使ってイメージを膨らませるアナログな遊びをたっぷりさせたかったからというのが大きな理由です。

 

だから我が家のおもちゃはレゴブロックと積み木を中心に、空のペットボトル、洗濯ばさみ、タオル、空き箱、などでした。

小さい頃の写真を見ると、子どもの後ろにはそれらのおもちゃ(というかゴミ?)がたくさん写りこんでいます(笑)

 

それらのおもちゃ以上に我が家の子育てに欠かせなかったものが、絵本です。

 

私が小学校にあがる前くらいまで、毎日母が絵本を読み聞かせしてくれました。

そのおかげで実家には絵本がたくさんあり、それを結婚した時にごっそり持ってきていたのです。

自分で買い集めたものと合わせて100冊以上の絵本が、子どもたちが生まれる前にすでにありました。

 

生まれて2か月の時から読み聞かせを始め、泣き止まない時、遊んで欲しがる時、寝る前、病気の時…一日に何度も絵本を読みました。

二人の子どもを両膝に座らせ、後ろから二人とも抱きすくめるようにして絵本を広げ、子どもが読んで欲しがるに任せて繰り返し読む。

お出かけには一人2冊ずつ選ばせて持っていくし、病院の待合室の絵本は全部読み終えるくらい。

私にできた子育てらしい子育てと言えば、絵本を読んだことと言っても過言ではないかもしれません。

 

子を持つ前は絵本を手に取ったことすらなかった夫も、子どもたちを両ひざの『パパソファー』に乗せて絵本を読んでくれました。

小学校に入る頃には体が大きくなり、私の膝に座るのは難しくなってしまいましたが、パパソファーには小学3年生くらいまで、無理やりお尻をねじこむようにして二人でくっついて座り、本を読んでもらっていました。

 

実は今でも読み聞かせは続けています。

さすがに絵本ではなく、ハリー・ポッター、精霊の守り人、ガフールの勇者たち、などのシリーズものや岡田淳さんの児童書などを読んでいます。

日中は忙しさにまかせてつい邪険にあしらってしまうことも多いのですが(反省…)、寝る前の読み聞かせでそれを償わせてもらっている、そんな感じがします。(「私の子育て3(本音編)」に続く…)